HOME > 院長のオヤジギャグブログ佐藤嘉則院長のオヤジギャグブログ「下あごは、どこまで動かせるのか?についてちょっと考えてみよう! - 札幌市のあごずれと噛み合わせ専門幸健美歯科クリニック
カテゴリ: 院長のオヤジギャグブログ 2012年7月16日
ヨーシノリノリオヤジです。
下のアゴ(下顎骨)は、約500mlのペットボトルの重さであり、
頭は、約5kgのボーリング球のイメージであると
これまでも述べてきました。
そして、下アゴは、首の上に乗っている頭の
重心バランスを取る役目とともに、
首、肩、腰などの姿勢改維持に重要な働きをしています。
それでは実際に生理学、生体力学的に
どのような範囲で、下アゴが動けるのか、
ノリノリ画伯のイラストで説明しますね(汗)
(右側面から見た図)
まず、下アゴの関節突起(下顎頭)は
耳の前の側頭骨と言う、頭の横の骨のヘコミにはまって
「顎関節」を形成しています。
小さく口を開けた時(数ミリ)には、
左右のヘコミのところからほとんど動かず、
その位置が回転軸になります。
ところが、どんどん大きく口を開いて行くと、
凹みから、脱出して、関節結節(カンセツケッセツ)という出っ張りのところまで
大きく回転しつつ滑って移動するのですよ。
また、人体では、約35対の関節がありますが、
普通の関節、例えば、腕などでは、
こんなに動いてしまうと、完全に脱臼となり、
大変危険な状態なんです!(驚)
しかし、下アゴは、食べる、話すの他に、
頭部でバランスをとったりもしているので、
前後左右上下、かなり自由な範囲内で移動ができる
特別な関節なのです!!
そんなわけで、今日の一言ギャグセラピー!
口を開閉運動した時、正面から鏡などでチェックしてみてください。
もし、まっすぐ開いてなくて、動きもスムーズではなく、
左右にズレたり、雑音がしたりするのは、
黄色信号ですよ!(汗)
下アゴの生理的簡単エクササイズ(マンディブラエクササイズ)なども
必要かも!?
人類は、開口運動をスムーズにするため、
下あごの位置や形態、顎関節のヘコミの深さなどを
どんどん対応して、進化してきました。
ここで問題(ギャグ)です。
例えば、地球を頭として、
顎関節のヘコミを一番深い「太平洋」の「マリアナ海溝」とした時、
ちゃんとスムーズに、開口ができるでしょうか?
答え
そんなに深いと、不快で・・・
やっぱり「大変よぅ!」で、
「無理やな、開口?」 ってか!?(笑)
・・・・超無理なギャグが・・・・海の底にガクガクにスベって
沈んでいく~~~(汗)